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そもそもブロックチェーンとNFTって何?4分で分かる簡単解説

  • 執筆者の写真: entaNFT
    entaNFT
  • 2022年5月31日
  • 読了時間: 4分

更新日:2022年6月22日



前回の記事ではブロックチェーンや暗号資産・NFTに関する用語について解説いたしました。今回は、そもそもブロックチェーンやNFTって何?というところを書いていきたいと思います。



専門用語はなるべく省いて、ざっくりとした概念を押さえておきたい特徴やポイントを交えて解説いたします。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーン技術について、総務省のHPには下記のように記載されています。

ブロックチェーン技術とは情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、「ビットコイン」等の仮想通貨に用いられている基盤技術である。

今までの情報通信(インターネット等)では中央サーバーにアクセスする形で情報を取得していましたが、ブロックチェーンではP2P(ピアツーピア)と呼ばれる端末同士を接続する方式で情報通信を行います。


また、ブロックチェーンではその通信によって取引された記録が全て公開される形で残る為、中央管理者(サイト管理者等)がいなくても利用者みんなの目で正当な取引がされているかどうか確認し合う事ができます。


ブロックチェーンの特徴は4つ


1、成立した取引記録が全て公開されている(誰でも見られる為、不正取引を防げる)


2、中央管理者がいない(参加者が取引の正当性を監視している)


3、一度成立した取引を書き換えることが困難(改ざんができない)


4、中央管理者のサーバーがない為、事故の影響等でシステムダウンすることがない(半永久的に安定した稼働ができる)


NFTとは

NFTとは、Non-Fungible Token(=非代替性トークン)の略です。

本来であれば、複製・改ざんが簡単にできてしまうデジタルデータに証明書をつけるような技術で、それによりデジタルデータに固有性を持たせることができます。


また、NFTはブロックチェーンの技術によって生成される為、上記に記載しているブロックチェーンの特徴を生かす事ができます。


NFTの特徴は2つ


・データに固有性を持たせることができる(唯一無二である証明ができる)


・条件が合致した際に自動的に実行されるプログラム(スマートコントラクト) が設定でき、第三者の仲介者がいなくても安全な取引が可能


・スマートコントラクトにより、二次流通時(転売された際)の利益をクリエイターが徴収することが可能

NFTやブロックチェーンを使ってどんな事ができるのか?

現在既に活用されている分野


1、デジタルアート

マーケットプレイスと呼ばれるNFTの売買プラットフォームでデジタルアートの売買が盛んに行われています。昨年イギリスの有名なオークションで75億円の値がついた事で、ブームに火がつきました。


2、トレーディングカードやゲームアセット

希少性の高いトレーディングカードや、ゲームで使用できるアセットがマーケットプレイスで売買されています。ブロックチェーンを使ったゲームでは仮想通貨を増やし、稼ぐ事ができるようなものもあり、世界中に広がっています。

※ゲームをしながら稼ぐ事をP2E/play to earn と言います。

イーサリアム系のAxie infinity/アクシーインフィニティというゲームがメジャーです。


3、イベントチケット

イベントのチケットは、唯一性を証明できるNFT技術と相性がとてもよく、海外ではプロスポーツチームが導入を始めています。転売した際は”誰がいくらで転売し、誰の手に渡ったのか”が記録に残り、かつスマートコントラクトにより販売金額を主催者に分配することも出来ることで、主催者は利益を得ることができます。


これから活用が期待されている分野

1、不動産売買や所有権の証明書

2、著作権管理

3、音楽等の音源データ、映画やドラマ等の像データ


まだ、「これぞ!」という革新的なサービスは出てきていない状況ですが、世界中の人がNFTの可能性に期待し、多くの人が開発に取り組んでいることが昨今の関連ニュースから伺えます。



ブロックチェーンは構造を深くを理解していなくてもサービスを安全に利用する事はできます。ただし、最近は悪質な取引業者なども増えている事から、基本的な知識はあった方が良いとは思います。


他の記事でも、安全に取引ができるサイトのご紹介などもしていますので、ぜひお読みいただければと思います!






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